前々回&前回↓に引き続き、マイコンArduinoを使って信号機を作っていきます!

やらなきゃいけないことの整理
前回の記事では、
- PC駆動から電池駆動にする
- むき出しのArduino(マイコン)を保護する
を実施しました。あとは残っている、
ブレッドボードから、本物っぽい見た目の信号機に作り替える
を今回行っていきたいと思います!
材料の準備
まずは材料を準備します。
ネットだと量が多くなってしまうので、お近くに電子部品やさんがあるなら、そちらで購入したほうがお得です。
以下は、信号自体を作るのに必要な材料です。
- 基板(プラスチックカッターでカットできるもの)
- 10kΩの抵抗(1/4W)×10本
- LED(赤4本、黄2本、青4本)
- ワイヤー(赤2m、黒2m)←+と-で色を分けると分かりやすいです。
- 電子工作用はんだ
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あとは、信号機のように柱を付けて立てたいので、針金を用意します。
- 信号機の柱用の針金
- 信号機の柱を固定する細めの針金
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道具の準備
以下の道具を準備します。
- はんだごて
- はんだこて台&スポンジ
- プラスチックカッター
- ラジオペンチ
- マイクロニッパー
- ハサミ
- マーカー
- ピンセット(あると便利)
- ワイヤーストリッパー(あると便利)
信号機の作成
① 基板をカット
車両用信号機と歩行者用信号機の大きさに、基板をカットします。
LEDや抵抗をどこに配置するか?ワイヤーをどう引くか?を決めてから、カットする場所を決めると、後々困らないです。
マーカーで印をつけておくとよいですよ。




カットする場所が決まったら、プラスチックカッターでガジガジ削ります。
割れ目やカドでケガをするといけないので、ヤスリをかけたり、ハサミなどで整えるとよいです。
② LEDや抵抗をはんだ付け
①でカットした基板にLEDや抵抗をはんだ付けしていきます。
私のように、「はんだ付けなんて、学生の時以来だよ!」という初心者の方は、すごく参考になるサイトがありますので、ぜひ見てみてください↓

LEDと抵抗をはんだ付けするとこんな感じになりました。


ここで、注意なのですが、LEDや抵抗をはんだ付けした後にカットしたピンは捨てずにとっておいてください!
後々、ワイヤーをジャンパー線化するのに使用します。
③ 信号機の柱を付ける
線径1.6mmの針金をカットし、ラジオペンチで曲げて、柱にしてきます。


柱を、②で作成した信号に、細い針金で括り付けます。
柱も金属ですので、配線をくっつける時に接触しないような場所に括り付けます。
柱を立てる土台にも基板を使いました。
④ ワイヤーをはんだ付け
ワイヤーをはんだ付けしていきます。
ワイヤーストリッパーを使用すると、芯線を傷つけずに被膜を剥くことができるので、おすすめです。

剥いた芯線は、はんだでコーティングしてから、LEDや抵抗にはんだ付けすると、スムーズにきれいにはんだ付けできます。
ちなみに、この作業をしているときに、固定台がものすごく欲しくなりました。
なぜなら、はんだごて→右手、はんだ→左手、ワイヤー→持つ手がない!ってなります(笑)
でも、固定台がないので、ワイヤーはラジオペンチさんに持ってもらいました。

⑤ Arduino側のワイヤーをジャンパー線に作り替える
ArduinoのDegital I/Oに接続したいので、ワイヤーの先端をジャンパー線にする必要があります。
ここで、②でとっておいたピンが活躍します!
こんな感じ↓でワイヤーにピンをはんだ付けしてジャンパー線化します。

ちなみに、接触してショートするのが怖い場合は、ジャンパー線を作るキットを使うとよいです。

ジャンパーピンを使うとこんな感じになります↓
配線がたくさんあって、どれがどれだか分からなくなってくるので、マスキングテープで配線やコネクタにマーキングしてます。

⑥ 完成
信号機が完成しました!やり切った感がありますね!!

+側を赤色ワイヤーに統一したかったのですが、途中で足りなくなってしまったので、一方は黒色ワイヤーが+側になっています。
また、ワイヤーは柱に括り付けると邪魔にならないと思います。
動かしてみる
(動画準備中)
おわりに
3回にわたって、マイコンArduinoを使った交差点信号機の作り方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
電子工作は、見慣れない電子部品を扱いますし、ちょっと敷居が高いイメージがあると思います。
ですが、一歩ずつ段階を踏んで挑戦していけば、難しい目標もきっと達成できます。
電子工作は論理的思考力・創造力・問題解決能力など、これからの社会で必要になる力がたくさん身に付く遊びです。なにより、試行錯誤しながらも、自分のイメージどおりに作れた時の達成感は、何物にも代えがたいものです。
このブログを見て、挑戦してみようかな?と思ってくれる方が少しでもいらしたら、嬉しいです!
もし、分からないことや聞いてみたいことなどあれば、ブログのコメント欄やXでぜひご連絡ください^^
最後までお読みいただきありがとうございました。

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